二度上峠を下って行くとあっという間にPC1であるコンビニに到着する。
12時前の昼どきなので食事をとっている方が多い。場所もあまりないので次のセブンイレブンで昼にすることにして水だけ買って早々に出発。
坂を下り切って草津への登り口のセブンイレブンで昼食とする。今回のブルベはすべてそうだが、時間節約のため軽くオニギリ一つとサンドイッチ、アイスコーヒーのみ。
ひとり食事を店の前でとっていると同じくらいの年頃の男性が話しかけてきた。どこまでいくんですかー?上までどのくらい?いや初めてなのでわかりません、的な会話をした。この男性はオートバイで同じように登るそうだ。その方の職場にも自転車をやっている人がいるとのことだった。
準備整えて長い登りの途につく。草津までの登りは急だと聞いていたが、確かに中盤から9-10%の傾斜が続いていた。しかしいつしかそれも終わり草津に到着。交差点のセブンイレブンで小休憩と水購入。少しは草津の観光的な動きもしたかったが気分的にも体力的にも寄り道など全く考えられない。
今回初めて自転車で白根山まで登るが、白根山までどのくらいあるの調べていなかったので、先が見えない。確かヒルクライムで乗鞍より少し短いだけだったという記憶がある。ということは20キロ弱はあるはず。考えれば考えるほど萎えるのでなにも考えずに登ることにした。
途中雲の中に入ったり、雲からでたりしながら、また何人かのランドナーに追い越された。自分は8キロ/hしかだすことができない。
やっとの思いで白根山に到着、その後志賀高原に向かうがまだまだ登っている。
空気が薄く力が出ない感じがした。
国道最高地点で写真を撮り、横手山へ。スキー場の辺りにくると下り基調になる。
蓮池の辺りまで下って発哺方面へ。
この辺りでは青っぽい袖のジャージの方と前後して走った。
志賀高原にはトンネルが出来ているが、路面が悪いし路肩も狭い。幸いに同方向の車は少なかったが気をつけた方がいい。高天原にはトレランの大会の人で賑わっていた。改めて流行っていることを実感した。
奥志賀方面に抜ける道は濡れていた。雨上がりで緑が映えてとても綺麗だった。写真では撮れない美しさだった。
カヤノ平へは登りが続く。ここでは2人組の速い方と一緒に走り少し言葉を交わした。前回は休憩が多過ぎてDNFだったとのこと。
カヤノ平は広いキャンプ場もあって良いところ。交通の便は悪いが夏は涼しそうだ。
PC2は有人で、コーラと饅頭を頂いた。余裕は2時間弱しかなくほとんど最後尾だと思っていたが、まだ半数くらいしか到着していないとのこと。
カヤノ平からの下りは傾斜が急でなく、タイトなコーナーが続く楽しいところだった。しかしあまりに距離が長くブレーキ握る手が疲労した。
降り切った所でキューシート見ながら止まっているとそこは農家の集落でお婆さんが一人歩いていた。こんにちは、と声をかけると、1人かね?と。そうですと応えると、一人じゃ寂しいだろう、と言われた。
なぜこのお婆さんは寂しい?と言ったのか。疑問に思った。それはこのお婆さんももしかして一人暮らしなのではないか?と。普段自分が思っていることがそのまま言葉として出たのかもしれない。
北志賀を抜けて夜間瀬の辺りは学生時代にスキーでよく来た所。よく泊まった宿ってまだあるのかしら?パディントンハウスとか。。。
見に行きたかったがこれまた余裕なく、次回走った時にスキー場まで登ろうと考え、先を急いだ。信州中野から小布施あたりまでは下り基調でラクラク。近くに長野電鉄の線路があるが、そこに小田急線で走っていたロマンスカーの車体が走っているのが遠く見えた。こんなところでまだ活躍しているんだなぁと。
そろそろ薄暗くなって来た。小布施についた頃にはすっかり暗くなった。家族が好きな小布施の栗羊羹でも買い求めたいと思ったが、店は閉まっていた。次はもっと速く走らなければならない。
腹も減ったのでセブンイレブン小布施雁田店にて夕食をとる。同じブルべを走っているランドナーが一人休憩していた。聞くと4時スタートであるとのこと。ということはDNFだ。
輪行でスタート地点まで帰れない時間なので、長野市で一泊して戻るとのことだった。
ホテルのベッドで寝るんだな、と想像したらものすごく羨ましく思えた。
気を取り直して再スタート。もう真っ暗になった。すぐにPC3に到着。水を買ってすぐスタートし真っ暗の菅平の坂に挑戦。
ライトは5灯フル照射とする。予想通りかなり明るく快適に走行できる。
街灯はカーブにあるくらいで本当に真っ暗闇である。
仙仁温泉を過ぎたら急に傾斜が10%超え。キツイ斜度が続く。ふと上を見上げると星空が見えるが、止まって見上げる余裕はない。
つづら折り地点にくるとさらに傾斜はキツくなる。
ライトがずれたので立ち止まって直していたら、道路脇の草むらがゴソゴソする、と思ったらかわいい狸がひょっこり顔を出してきた。すぐに人間がいる事を察知し、さっと草むらの奥にもどっていった。
他の動物には遭遇しなかった。
登り切るとスキーでお馴染みの菅平高原。一時間以上かけて登ってすっかり疲れたのでセブンイレブン菅平高原店で休憩する。合宿中と思われる大学生がウロウロしている。皆この夜に唯一開いているセブンイレブンを目指して歩いてくるのだ。体が冷え切ったので暖かい缶コーヒーをgkgk。チーズバーガーmgmg。雨具でもある薄手のウインドブレーカーを羽織って菅平を下る。空気が冷たい。手足が寒さで震える。
菅平の登り下りで四人くらいに追い抜かれた。麓のPCには何名か休んでいたがこれで最後尾になったような気がした。
浅間サンラインとの交差点のセブンイレブンでまたも休憩。どら焼きを補給。ここでも二名ほどのランドナーと出会う。
浅間サンラインは大型車の走行も多いので気をつける。緩い3-5%の登りがずっと続く道だったが、いいペースで進むみ一人だけランドナーを追い抜いた。だいぶペースが落ちていたからあの方は完走できたのであろうか?
軽井沢に近づくにつれガスが出てきた。追分の辺りはすっかり雨模様。しかしまだ霧雨レベル。霧の入山峠は危ないと聞いていたがその通りになりそうだった。だからと言ってDNFするという考えはない。
予想通り入山峠を登り始めると本格的に降雨が始まった。雨具は薄いウインドブレーカーのみ。
霧で視界は10メートルほどしか見えない。大型のトラックが走るので結構怖い。車の往来がないとこの峠も真っ暗闇になる。斜度が8-9%とキツイがどうしようもない、忍の一文字で登り切る。
下り坂になっても雨は続くし視界も悪い。本来ここは快調に下りたいのだが、ブレーキをかけつつ20キロ前後で安全に下る。後ろから雨の中をカッ飛んで下るランドナーがいた。僕はそんな度胸もないし、危険は冒したくない。
やっとのことで麓まで降りたが雨中の下りですっかり体が冷え切った。
冷えたせいか腹も痛くなった。苦しい。ツライ。早くコンビニに行きたい、それだけを考える。
最初のセーブオンで休憩するも店内はよく冷房が効いていてさらに冷える。トイレも寒い。仕方なく外に出て購入したスープ春雨で体を温める。湯をいれて待つことができず食べたら春雨が固くて美味くなかった。。。雨は上がらない。降ったり止んだりなので、もう走るしかない、と決心し出発。
今何時だろう、もう三時過ぎ。眠い。あと100キロをきったところ。しかしまだ時間は一時間余裕がありそうと計算し、眠気は我慢してPC4まで走ることにした。
松井田の辺りで速い方に抜かれたのでついて行こうと思ったが付いていけない。雨の中をよくも走れるものだ。富岡の市街のあたりにくる頃には雨も上がり空も明るくなってきた。
製糸場もちょっとよれば建物くらい見えるはずだが気持ちに余裕はない。ひたすら完走のみを考える。
しかし吐き気がひどくなってきた。キタナイ話だが、誰もいない富岡の目抜き通りをオエェーとやりながら自転車漕いでいたのは千葉から来た自転車乗りである。(固形物、液体は口からは出してません)
やっとの思いで西吉井のファミマ(pc4)に到着。
PC4には7ー8人くらいのランドナーが休憩していた。胃が気持ち悪いのでプリンを補給。
少し目を閉じて寝ること30分弱。少しスッキリしたし、吐き気も無くなった。ヨシヨシと思ったら周囲には一人としてランドナーはいない。皆出発してしまっていた。チョイ焦る。時計をみるとまだまだ余裕はある。
明るくなった町を走り抜ける、あと50キロ。
続く
奥志賀
カヤノ平
12時前の昼どきなので食事をとっている方が多い。場所もあまりないので次のセブンイレブンで昼にすることにして水だけ買って早々に出発。
坂を下り切って草津への登り口のセブンイレブンで昼食とする。今回のブルベはすべてそうだが、時間節約のため軽くオニギリ一つとサンドイッチ、アイスコーヒーのみ。
ひとり食事を店の前でとっていると同じくらいの年頃の男性が話しかけてきた。どこまでいくんですかー?上までどのくらい?いや初めてなのでわかりません、的な会話をした。この男性はオートバイで同じように登るそうだ。その方の職場にも自転車をやっている人がいるとのことだった。
準備整えて長い登りの途につく。草津までの登りは急だと聞いていたが、確かに中盤から9-10%の傾斜が続いていた。しかしいつしかそれも終わり草津に到着。交差点のセブンイレブンで小休憩と水購入。少しは草津の観光的な動きもしたかったが気分的にも体力的にも寄り道など全く考えられない。
今回初めて自転車で白根山まで登るが、白根山までどのくらいあるの調べていなかったので、先が見えない。確かヒルクライムで乗鞍より少し短いだけだったという記憶がある。ということは20キロ弱はあるはず。考えれば考えるほど萎えるのでなにも考えずに登ることにした。
途中雲の中に入ったり、雲からでたりしながら、また何人かのランドナーに追い越された。自分は8キロ/hしかだすことができない。
やっとの思いで白根山に到着、その後志賀高原に向かうがまだまだ登っている。
空気が薄く力が出ない感じがした。
国道最高地点で写真を撮り、横手山へ。スキー場の辺りにくると下り基調になる。
蓮池の辺りまで下って発哺方面へ。
この辺りでは青っぽい袖のジャージの方と前後して走った。
志賀高原にはトンネルが出来ているが、路面が悪いし路肩も狭い。幸いに同方向の車は少なかったが気をつけた方がいい。高天原にはトレランの大会の人で賑わっていた。改めて流行っていることを実感した。
奥志賀方面に抜ける道は濡れていた。雨上がりで緑が映えてとても綺麗だった。写真では撮れない美しさだった。
カヤノ平へは登りが続く。ここでは2人組の速い方と一緒に走り少し言葉を交わした。前回は休憩が多過ぎてDNFだったとのこと。
カヤノ平は広いキャンプ場もあって良いところ。交通の便は悪いが夏は涼しそうだ。
PC2は有人で、コーラと饅頭を頂いた。余裕は2時間弱しかなくほとんど最後尾だと思っていたが、まだ半数くらいしか到着していないとのこと。
カヤノ平からの下りは傾斜が急でなく、タイトなコーナーが続く楽しいところだった。しかしあまりに距離が長くブレーキ握る手が疲労した。
降り切った所でキューシート見ながら止まっているとそこは農家の集落でお婆さんが一人歩いていた。こんにちは、と声をかけると、1人かね?と。そうですと応えると、一人じゃ寂しいだろう、と言われた。
なぜこのお婆さんは寂しい?と言ったのか。疑問に思った。それはこのお婆さんももしかして一人暮らしなのではないか?と。普段自分が思っていることがそのまま言葉として出たのかもしれない。
北志賀を抜けて夜間瀬の辺りは学生時代にスキーでよく来た所。よく泊まった宿ってまだあるのかしら?パディントンハウスとか。。。
見に行きたかったがこれまた余裕なく、次回走った時にスキー場まで登ろうと考え、先を急いだ。信州中野から小布施あたりまでは下り基調でラクラク。近くに長野電鉄の線路があるが、そこに小田急線で走っていたロマンスカーの車体が走っているのが遠く見えた。こんなところでまだ活躍しているんだなぁと。
そろそろ薄暗くなって来た。小布施についた頃にはすっかり暗くなった。家族が好きな小布施の栗羊羹でも買い求めたいと思ったが、店は閉まっていた。次はもっと速く走らなければならない。
腹も減ったのでセブンイレブン小布施雁田店にて夕食をとる。同じブルべを走っているランドナーが一人休憩していた。聞くと4時スタートであるとのこと。ということはDNFだ。
輪行でスタート地点まで帰れない時間なので、長野市で一泊して戻るとのことだった。
ホテルのベッドで寝るんだな、と想像したらものすごく羨ましく思えた。
気を取り直して再スタート。もう真っ暗になった。すぐにPC3に到着。水を買ってすぐスタートし真っ暗の菅平の坂に挑戦。
ライトは5灯フル照射とする。予想通りかなり明るく快適に走行できる。
街灯はカーブにあるくらいで本当に真っ暗闇である。
仙仁温泉を過ぎたら急に傾斜が10%超え。キツイ斜度が続く。ふと上を見上げると星空が見えるが、止まって見上げる余裕はない。
つづら折り地点にくるとさらに傾斜はキツくなる。
ライトがずれたので立ち止まって直していたら、道路脇の草むらがゴソゴソする、と思ったらかわいい狸がひょっこり顔を出してきた。すぐに人間がいる事を察知し、さっと草むらの奥にもどっていった。
他の動物には遭遇しなかった。
登り切るとスキーでお馴染みの菅平高原。一時間以上かけて登ってすっかり疲れたのでセブンイレブン菅平高原店で休憩する。合宿中と思われる大学生がウロウロしている。皆この夜に唯一開いているセブンイレブンを目指して歩いてくるのだ。体が冷え切ったので暖かい缶コーヒーをgkgk。チーズバーガーmgmg。雨具でもある薄手のウインドブレーカーを羽織って菅平を下る。空気が冷たい。手足が寒さで震える。
菅平の登り下りで四人くらいに追い抜かれた。麓のPCには何名か休んでいたがこれで最後尾になったような気がした。
浅間サンラインとの交差点のセブンイレブンでまたも休憩。どら焼きを補給。ここでも二名ほどのランドナーと出会う。
浅間サンラインは大型車の走行も多いので気をつける。緩い3-5%の登りがずっと続く道だったが、いいペースで進むみ一人だけランドナーを追い抜いた。だいぶペースが落ちていたからあの方は完走できたのであろうか?
軽井沢に近づくにつれガスが出てきた。追分の辺りはすっかり雨模様。しかしまだ霧雨レベル。霧の入山峠は危ないと聞いていたがその通りになりそうだった。だからと言ってDNFするという考えはない。
予想通り入山峠を登り始めると本格的に降雨が始まった。雨具は薄いウインドブレーカーのみ。
霧で視界は10メートルほどしか見えない。大型のトラックが走るので結構怖い。車の往来がないとこの峠も真っ暗闇になる。斜度が8-9%とキツイがどうしようもない、忍の一文字で登り切る。
下り坂になっても雨は続くし視界も悪い。本来ここは快調に下りたいのだが、ブレーキをかけつつ20キロ前後で安全に下る。後ろから雨の中をカッ飛んで下るランドナーがいた。僕はそんな度胸もないし、危険は冒したくない。
やっとのことで麓まで降りたが雨中の下りですっかり体が冷え切った。
冷えたせいか腹も痛くなった。苦しい。ツライ。早くコンビニに行きたい、それだけを考える。
最初のセーブオンで休憩するも店内はよく冷房が効いていてさらに冷える。トイレも寒い。仕方なく外に出て購入したスープ春雨で体を温める。湯をいれて待つことができず食べたら春雨が固くて美味くなかった。。。雨は上がらない。降ったり止んだりなので、もう走るしかない、と決心し出発。
今何時だろう、もう三時過ぎ。眠い。あと100キロをきったところ。しかしまだ時間は一時間余裕がありそうと計算し、眠気は我慢してPC4まで走ることにした。
松井田の辺りで速い方に抜かれたのでついて行こうと思ったが付いていけない。雨の中をよくも走れるものだ。富岡の市街のあたりにくる頃には雨も上がり空も明るくなってきた。
製糸場もちょっとよれば建物くらい見えるはずだが気持ちに余裕はない。ひたすら完走のみを考える。
しかし吐き気がひどくなってきた。キタナイ話だが、誰もいない富岡の目抜き通りをオエェーとやりながら自転車漕いでいたのは千葉から来た自転車乗りである。(固形物、液体は口からは出してません)
やっとの思いで西吉井のファミマ(pc4)に到着。
PC4には7ー8人くらいのランドナーが休憩していた。胃が気持ち悪いのでプリンを補給。
少し目を閉じて寝ること30分弱。少しスッキリしたし、吐き気も無くなった。ヨシヨシと思ったら周囲には一人としてランドナーはいない。皆出発してしまっていた。チョイ焦る。時計をみるとまだまだ余裕はある。
明るくなった町を走り抜ける、あと50キロ。
続く
奥志賀
カヤノ平
ご無沙汰です。
返信削除スーパーアタック奥滋賀・・過酷ですね、ブログ楽しく拝見させていただいてます。
ところで明日(または来週)、Beeの朝練に参加したいのですが可能でしょうか?(ふじえさんが走るときご一緒させて下さい)
マホミホさん
返信削除Bee朝練は最近毎週出てます。
明日21日も行く予定です。
Project-Kよりは基本ゆるっとした感じですが、時々速いサイヤ人が現れて大変なことになります(*^-^)